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〜「詩」を想い、そして、詩を思い出す日。〜
 9/25 詩とパンと珈琲 mon coeur (モンクール) で、ヨミガタリストのまっつさんによる詩のヨミガタリに行ってきました。


 モンクール詩と珈琲担当の詩人・城さんの主催者側リクエストにより、この日は萩原朔太郎さんの詩が読まれました。
 2部構成で、まずは、1部2部とも、前座として2名ずつの方々のヨミガタリから。
 
 私の解釈が間違いなければ、読み語りと朗読はちょっと違います。
 朗読というのは、その本、その作者の意図をたとえば自分の解釈ではなく言葉として読みあげ、聞く人にイメージをお任せするものだとは思うんですが、こちらも同じように聞く人にイメージをお任せする半面、読み手の解釈や感想、または演じ方などいろんなものが混じり合っている気がするのです。
 そこには演者(といっていいかな)と、鑑賞者の間に一つの空間があり、その空間の中に読みあげられる言葉を通して何かを見せている、そんな感じ。
 言葉のサーカスみたいな気持かな、受け取り手としては。

 お店に入るとまだ他に人が無く、(先にN君が来てましたけど、用事があって出てしまったと)私は自分がどこに座るか悩んで結局たぶん見安かろういちであろう場所にすとん。
 ほどなくしてまっつさんを始め皆さん登場。
 
 少し時間もありましたので、歓談したり、打ち合わせを横できいちゃったり(笑)、そうこうするうちに前座の時間。
 
 城さんのリクエストによる朔太郎、堪能しました。
 これまで自分の中だけでつぶやき読みあげていた作品が、たとえばテレビやラジオやメディア等を介して、あるいは知人友人の朗読などでなら聞いたことがあったものの、本当に目の前で違う形で読み上げられるのを見たのは初めてでした。
 いや、正直にいえば、他の詩人さんの作品などをよみがたる姿等は何度も拝見したのですが、萩原朔太郎といわれて、それはそれは特別な感慨深いものがあったから、なのです。



 私は萩原朔太郎がものすごく大好きです。
 大手拓次にもすごい影響を受けているのですが、たぶんに、私は朔太郎の影響もとても受けていると思います。
 親近感と言うよりも、どこかしら彼への畏怖を抱いているよう。
 その彼の詩が、今まさに私の好きな声の持ち主から発せられようとしている、ということで実はひっそり緊張していたりしました、聞いているほうとしても。

 前座の方々の緊張が伝わるのもほほえましく、そして楽しく思えていましたが、また違う緊張感が心地よい。

 はたして聞いた感想は、というと、自分のイメージの強弱とまた違い、とても面白かったです。そうか、こういう解釈なのかな、とかこういうイメージなのかな、とか。
 また、まっつさんは「こうして読んでいただきたい」というイメージを伝えると、それに合わせて言葉と心を紡ぎ合わせて一つの表現にしていくので、そういう意味で、あの朔太郎のイメージは、一部城さんのイメージと重なっていたのかもしれません。
 リクエストする側と、される側、そして演じる側と見る側のコラボレーションなのかもしれないよね、ヨミガタリの一面は。
 見る側の緊張も伝わらなければ、また平坦なものになるだろうから、ただ朗読するだけとはまた違うのです(もちろん朗読を否定はしていないのです。朗読は朗読の良さがあり、そこは違いがある、というだけなので)

 リクエストタイムが1部も2部もありまして、私は山之口貘さんの詩と、まどみちおさんの詩を読んでいただいたのですが、Hさんがわたしの詩を持ってきてくださって、リクエストしてくださいました。
 自分がリクエストするのとまたちょっと違って、なんかむずがゆくはずかしかったですが、あんなに力強い解釈をしてくださっているのか、そしてまたあんな風に私は戸惑いや不安を形にしたのか、と思いました。

 私はどちらかというと硬質なタイプで、芸術性がうんぬん、形がうんぬん、と若いころは散々言い散らしたものですが、共感性が生み出す世界、そして詩と言う作られた言葉の中にあるたった一つの言いたい表したい言葉が、こうして誰かとつながる瞬間を初めて見た気がします。
 聞いていてくださる方が、どういう感想をもったのかわからなかったのですが、自分の中の一つのものが昇華されたようでした。
 ありがとうございました。


 次の読み語りは11/20になるそうです。
 詳しく案内いただきましたら、今度はこちらで告知しようかしら。

 投げ銭ライブがなくても、モンクールには足をよせていただきたいと心から思います。
 とてもパンがおいしいです。
 パンが好きな友人が多いので、いつか連れて行きたい。大好きな詩集がたくさん置いていあるので、私は行くだけでテンションが上がります。すぐ近かったらもっと気易くいくのになぁ、と思いつつ、また札幌に言った時にはお邪魔しようと思いました。

 城さん、まっつさん、そして前座のみなさん、ご一緒したみなさま、本当にお世話になりました。
 楽しいひと時でした。

 楽しいひと時だけでは終わらないのが裕樹でしょうか。

 帰宅して、もう一度自分の詩をよみなおしてます。
 一度きめたテーマを廃棄して、もう一度選定し直そうと思います。
 自分の作品集を、ちっちゃなミニコミ誌みたいな形で作ろうと思ってます。そのための迷いがずっとあったんですが、一つ何か抜けたようでした。

 共感性。

 そして排他性。

 そしてあたしがずっと持ち合わせている、退廃主義的な様式美。

 それらがどう形づけて行くかは、こうご期待。
 形になりましたら、友人やお世話になった方々に配布しようと思います。もらってください。
 もちろん欲しいとおっしゃる方がいれば、お分けしたいと思います。


 それでは。今日はこれで。
 裕樹でした。
 

| レポ | 15:17 | comments(2) | - | pookmark |
コメント
おおっ。楽しんでいただいた感とともに
客観的な受け止め方も加えた詳細な感想ありがとうございます。

ひとまず、欲しいですっ、作品集っ!
| まっつ | 2010/09/27 4:02 PM |
まっつさん、コメントありがとうございます!
そして当日はお疲れ様&とてもたのしかったです、ありがとうございました

そして作品集、ぜひぜひ出来あがった際には受け取っていただきたい(むしろ無理やり押し付けるつもりでありましたし)

やりたい方向性とか、作りたい方向性とか見えたので、ほんとに行って良かったと思いました
ありがとうございます
| 裕樹 | 2010/10/01 9:18 AM |
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